流れでインド留学

インドに留学する学生の参考になるように

JNUの学生生活

こんにちは、インド留学した鴨です。

今回は、JNUがどんな学校なのかについて説明します。

 

まず、JNUは公立総合大学です。コンピュータサイエンスやバイオテクノロジーから政治学言語学など、多岐にわたる学部が存在します。存在感で言えば、デリー大学が日本で言う東大、JNUが一橋のような感じでしょうか。(JNUは理系学部もありますが…)インド人の友人曰く、デリー大は授業料が高いため、頭が良くてお金持ち、JNUは授業料が安く、頭が良くてもお金持ちじゃないというイメージらしいです。たしかにJNUのインド人の学費は一学期数百ルピーだと聞きました。(外国人は600ドル、2019年2月現在だと約42000ルピー、65000円位)

 

生徒は、インド人が9割、留学生が1割くらいです。インド人はインド中から集まっており、バラエティに富んだ人達です。留学生はヨーロッパ系、アジア系共にいますが、韓国人が多いように感じます。韓国人の中には短期留学ではなく、大学に入学して学位取得を目指す人も多いようです。インドには韓国企業が進出しており、デリー市内にも韓国料理屋や韓国食材店が多く、インドに住む韓国人が多いのだと思います。インドと中国の仲が悪いせいか、中国人留学生はいたかもしれませんが、会ったことが無いので、ほとんど居ないのだと思います。

 

授業は英語で行われますが、先生はインドなまりが強い英語を話すことが多いです。また、ヒンディー語もちょいちょい入ってくるので、分かりにくいとは思います。ただし、若い先生や学生は比較的きれいな英語を話すので全く分からないわけではないと思います。また、逆にこちらが日本訛りの英語でも、伝わればいいという感じなので、話しやすいです。

生徒同士では、英語かヒンディー語、あるいは地元が同じならその地域の言葉で話します。留学するなら、英語が分かれば大丈夫だと思います。

しかし、学外や売店では英語はあまり通じません。数字やright,left等くらいしか通じません。ボディーランゲージも使えば、買い物には困りませんが、多少ヒンディー語が分かると便利です。

授業は大体一コマ2時間で学部による違いがあるかもしれませんが、私は 9:00~11:00 11:15~13:15  14:30~16:30でした。昼休みは各棟にある食堂や寮の食堂、売店でご飯を食べます。18時くらいになると生徒はほとんど寮に帰ってしまい、学部棟は施錠されます。

 

JNUの学生は、ほぼ全員が学内の寮に住んでいます。JNUは端から端まで歩くと30分以上かかるくらい大きいのですが、中央部に学部棟が集まり、それを取り囲むように十数個の寮があります。大抵が相部屋の寮ですが、一学期6000ルピー程度で住めるので安いです。日本人的に綺麗とは言い難いですが…大学周辺に家を借りるなら、月2万ルピーくらいで日本人が耐えられる部屋がゲットできると思います。勿論もっと安いのもありますが、キッチン無し、お湯無し、エアコンなし、家具無し、壁がボロボロが多いので、日本人にはキツイと思います。

学内には病院、電化製品や食料品、雑貨を売るマーケット、銀行などがあるので、寮に住めば学外に出ることなく生活できます。一つの村の様です。また、大学の横に大きなモールがあるので買い物には困りません。

 

JNUでは学生のストライキが頻繁に行われます。そのため、授業がなくなることもしばしばあるそうです。また、学生運動団体がビラを配ったり集会を開いたりしています。インドの中でも特に政治的な大学だと思います。

 

以上がJNUの軽い説明になります。主観が多分に含まれていますが、学生生活をイメージする上で参考になりましたら幸いです。